私はその日、庭に増築した離れで寝ていた。
正確には、寝る準備をしていた。
なぜだかこの辺は、必ずと言っていいほど
泥棒が入るのである。
私はそこいらじゅうに、護身用の物をそろえ
息を殺してその時を待っていた。
すると・・・
センサーライトがつき、がさがさと誰かが歩み寄る気配がする。
次の瞬間、窓に人影が写る!
ガラスを割られる瞬間を狙い、私は大声で叫ぶ!
「泥棒ーーーーーーー!
泥棒ーーーーーーーーー!!!」
そう、二回叫んだ!
次の瞬間、離れなのに、なぜか隣の部屋のドアがガチャッと開き
娘がまだ一階にいた家内を呼ぶ。
「お母さん!お母さん! お父さんが大声で叫びよる!」
わたしの叫び声は家内にも聞こえたようで
家内も階段を駆け上がってくる!
離れにいるはずの私が、部屋で寝ている?
離れなんて、いつ造ったっけ?
ドアがガチャッと開き、二人が叫ぶ!
「お父さん!大丈夫!????」
私「す、すまん、夢を見ていた」
娘は笑い、家内は腰が抜けその場に座り込み
長男と次男は物語(?)に気付かずに夢の中。
そう、夢の中、夢の中・・・・・
人騒がせな夢、うぅーん・・・
もっといい夢、みたいですよね?(^^;