新シリーズです。
この方、幼い頃に右腕をなくされました、が
すばらしい剣道の達人です。
初めて見たのは24年前の玉竜旗全国高校剣道大会でした。
当時彼は剣道の名門、八代高校の
(違ってたらごめんなさい)
レギュラーで、先鋒を任されていました。
お情けでレギュラーになれたのではなく
実力でその座を勝ち取ったのだと紹介され
ものすごく感動したのを覚えています。
彼は卒業後、剣道の名門、大阪体育大学へと
進学されたそうです。
そして、全国学生剣道大会に出場するまでも
ずいぶん苦労があったようです。
ハンディがあってもできる!
そうがんばってきた彼は一種の限界を感じかけていたようです、が
考え方を変えた瞬間、新たな技をあみ出せたそうです。
ハンディがあるからこそできる!
そうして出場権を手にした全国学生剣道大会の試合!
制限時間で決着がつかず、延長戦へ。
それでも決着がつかず、延々と40分を超え
唯一の頼みの綱である、左手の握力がなくなってきた時
竹刀をはたかれて手放してしまい、反則を取られてしまいました。
片腕でもできる
のではなく
片腕だからできる
のだ!
極限の状態の中で、どんな考えが浮かんだのでしょうか?
彼は、機転を利かし、相手の攻撃をかわし、抜き胴を打ちます。
胴あり!
三人の審判が彼のたすきの白色の旗を揚げます。
不可能なんてない!
要はやる気があるか?
その後、中学の先生になられ
現在は剣道部の顧問を勤められているそうです。
あぁ、心が震えるほどの感動の再来でした。
あなたは最近、感動、心が震えるほどの感動
されましたか?