思い出と涙

これ、なぁんだ?
2009年10月13日
研修で
2009年10月18日

思い出と涙

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これ、次男の防具、面です。
裏側はこんなに擦り切れています。
道場に入門してきた一年生が
そろそろ防具を付けはじめます。
一式そろえると、案外しますので
上の子達から、下の子へ
譲ったりします。
譲る前に擦り切れたところを
きれいに修理してもらおうと
防具屋さんに頼みました。
次男は今夜からは長男のお下がりを付けるのです。
が、何だか浮かない顔…
小さな子達は憧れの大きなお兄ちゃんたちからのお下がりを
喜んで受け入れてくれます。
まるでお兄ちゃんが自分に乗り移って
強くなるような気がするらしいのです。
でも、使い込まれた防具は匂いが…(><)
なかには嫌がる子もいます。
でも、次男は違う理由みたい…
歯を磨く次男を後ろからギュッとして
どうして嫌なの?と聞くと
涙をぽろぽろこぼしながら答えてくれました。
いっぱいの思い出がある
試合に勝った、負けた
練習がんばった
そんな思い出までなくなりそうだ、と。
思い出は防具に刻むんじゃない。
心に刻むんだよ。
防具をあげても、思い出はなくならないから。
だけど防具に刻んだ思い出は
それを受け継いでくれる人を
ずっと見守ってくれる。
小さな子達が、がんばろう!って気持ちになるなら
それでもよくないか?
明日からつける防具は、勇兄、昌兄の思い出がつまってる。
その思い出が康を守ってくれるんだよ。
すると、ちいさくうなずいてくれました。
次男よ、その気持ちを大切にするんだよ(^o^;