おうち丸ごとリフォーム 大工さんの腕の見せ所 編

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おうち丸ごとリフォーム 大工さんの腕の見せ所 編

じめじめしたお天気が続きますね。

すまいづくりのしんたなか  田中です。

 

先月より着工しているおうち丸ごとリフォームの現場も

終盤にかかろうとしています。

 

さて、今日はタイトルの通り「大工さんの腕」の見せ所編です。

 

フローリング貼り

 

皆さんあこがれますよね。

今回はお部屋別に杉のうづくりとパインのうづくりを

貼り分けています。

 

一般的にリフォームでよく使われるのが「重ね貼り」と呼ばれる工法で

現在の床の上から重ねて新しいフローリングを貼るというもの。

 

でも、ほんのちょっとの手をかけてやるだけで

床の強度はかなり強くできるのです。

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見えますかね?

古い床の上から釘を打っているの。

 

床を支える根太と言う木材に、こうやって釘を打ち付けて

強固に固定してやるだけで、床強度は格段に上がります。

 

現状の床が一定以上に痛んでいると・・・無理です。

そんな場合、しんたなかではよく話し合った上で

工法を決定します。

 

そして、一番大切なのは貼り始めと貼り終り。

 

何度も何度も現場に当ててみては、取り外し

削り合わせていきます。

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印をつけてはのこぎりで切り、かんなで削り・・・

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何度も何度も・・・

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とても手のかかる部分、ですが、ここで手を抜かないから

「いい仕事」してますね!

言っていただけるのです。

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貼り始め、本当に手がかかる部分です。

 

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すると、こうやって隙間充填材を使わない仕上がりになります。

 

ここに隙間充填材を入れて、大工さんの手間を省くのも一つのやり方です。

 

それをやるか、やらないかはお客様の選択です。

 

ただ、やるか、やらないか選べるのはしんたなかを選んでいただいた

お客様の得点であり、しんたなかの「技術」です。

 

でも、こういった技術を持った職人さんも

高齢化が問題です。

 

日本の伝統、文化、そして技術!

これを引き継いでくれる若い力!

 

大切にしていってほしいものですね。