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うわべだけの知識 見せかけのうまさ 残念な結末 

週末ですが、久しぶりの雨?

土曜の朝とは言え、雨のせいか少しだけいつもよりは静かな朝。

 

先日見かけたSNSの記事。

 

「あれだけ気密、気密!と言ってきたのに

完成してみるとこんなものが」

 

添付されていた写真にはトイレの換気扇で

パイプファンが映っている。

 

 

 

 

 

 

 

(写真はネットより拝借)

 

そして、その奥から見えるのは誰が見ても外の景色。

 

つまり、開いちゃってるわけですね、穴。

 

 

 

 

(取り付け部分 この機種に気密性能を求める方が

間違っている。気密住宅の場合は第1種か第2種換気で

換気計画を検討すべき。この機種は第3種換気と呼ばれる

法的要因をクリアするだけのもの)

 

気密住宅と言うのは、息ぐるしいイメージがあるかもしれませんが

まったくもってそれは誤解でして、省エネな生活だけでなく

快適な生活にはとても大切なものなんですね。

 

その大切な気密性能を求めていたお客さんに対して

実際に取り付けられたのは、非気密用の隙間だらけの換気扇。

 

トイレは二カ所あるので、かなりのロス。

いや、すでに気密住宅とは呼べない程度。

 

この方は業界人ではないのでお気づきではないかもしれないが

浴室の換気扇、キッチンの換気扇も

気密住宅用のものがある。

 

それを採用されていなければ、お金をかけて気密住宅を作り

そこにドリルで大きな穴をあけられたようなもの。

しかも、何カ所も。

 

 

 

 

 

 

 

 

(不要なものを取り外すと、こんなつくりなので

気密が取れるはずがない)

 

かわいそうだが、見せかけだけの知識の会社だと

こうなるのは否めない。

 

あ、これ、そこそこ全国的に名の売れた会社さんだそう。

 

会社の商品開発室には当然そのような知識はあれど

営業や現場管理者にその知識がないのはよくある話。

 

あなたの求める性能に対して、必要な知識を持っている会社かどうか?

それを見極めるのがとても大切。

 

いやいや、そんな専門知識なんて知らないよ!

 

そうおっしゃりたいのはよくわかりますが

知識のない会社でも、営業がうまくやると

実績は上がるのが今の世の中なのです。

 

ご自分でその知識のさわりだけでも

身に着けておくべきだと私は思います。

 

だって、一級建築士と言うあの難関を潜り抜けたものでさえ

中身のない「士」はたくさんいますから。

 

そんなご相談もお受けしております。

お問い合わせください。